PS 1000pieces2☆663凪いだみずに 紅とかすごと 白きころもに 色うつすごと 一たびあえば 一あやそえて 「思へども いはで忍ぶの すり衣 心の中に みだれぬるかな」 【B63 ジュアルクール&ヒラリオン】 ☆664 それがほんとのものならば ちかづこうともするけれど それがうそだとしらぬなら てをだそうともするけれど このないだこころのおもて なみだたせるほどのものは 「みちのくの 信夫もぢずり 忍びつつ 色には出でじ 乱れもぞする」 【B64 ジュアルクール】 ☆665 ちろろにともる火 おさえしわが身の ぽたたとくべる木 とまらぬわが意の 「難波女の すくもたく火の 下焦がれ 我身なりけり」 【B65 頭は天に、足は地に】 ☆395 てにてにのこる ふゆのこはいろ めにめにはいる おくれたこころ 「かけひの水の こほるらん さこそあらしの をとのかはらめ」 【B95 大天使 ガブリエル】 ☆396 ひとつ風に ひとつ筆も 繕わぬ まつげさらして ふたつ声に ひとつ綾も 纏わぬ こころさらして 「外山ふく あらしの風の をと聞けば まだきに冬の をくぞ知らるる」 【B96 大天使 ラファエル】 ☆397 しろきうすぎぬ おりて あららかなおと つつみ つきぬことのは ためて あらぶるこころ たえぬ 「はつしもや をきはじむらん あか月の 鐘のをとこそ ほの聞こゆなれ」 【B97 大天使 ウリエル】 ☆398 鐘おとのなみ 氷をつなげて 白き花むすび 恋うひとのね 空をつたいて 透く星さかせ 「高砂の 尾上の鐘の をとすなり あか月かけて しもやをくらむ」 【B98 大天使 サンダルフォン 】 ☆432 月あびまちて一人 肌さすよわき切先 空みつたちて一人 身をとかすものは 「このごろの 鴛のうきねぞ あはれなる うわ毛の霜よ したのこほりよ」 【B32 ソフィア 】 ☆430 うきくさの生とおくみて あしもとの崩れしらずに かたきちに足たつとみて みふるわす揺れしらずに 「水鳥を 水のうゑとや よそに見む われもうきたる 世をすぐしつつ」 【B30 地上に天国をもたらす 】 ☆431 おもいくらべの ことばかわして さるひとのせに はじめてかたる 「水鳥の たまもの床の うきまくら ふかき思ひは たれかまされる」 【B31 泉】 ☆433 たのしき ひとりね うきよに ただよい うえねば ひとりね こいなど せずとも 「難波潟 いり江をめぐる あしがもの たまもの舟に うきねすらしも」 【B33 ドルフィン/目的のある平和】 ☆434 こいのはじめに きるべきころも あいのおわりに おくべきつるぎ うきねのとこは まだみだれんか 「をしどりの うきねの床や あれぬらん つららゐにけり 昆陽(こや)の池水」 【B34 ヴィーナスの誕生】 ☆476 おいつおわれつ とまればさめる まいつまわれつ ことばわくまで 「むかし見し 心ばかりを しるべにて 思ひぞをくる 生の松原」 【B76 信頼】 ☆477 また君にあえるから まだ私がいとおしい もし声がきけるなら もう少しながらえて 「わかれより まさりてをしき 命かな 君にふたたび 逢はむと思へば」 【B77 カップ】 ☆479 どこにこの小さき身おくとも いまあるここがわたしの宇宙 たとえこの生とおく別つとも まだ終わりなきかに見えても 「帰りこむ ほども定めぬ 別れ路は みやこの手振り 思ひ出でにせよ」 【B79 オーストリッチボトル】 ☆480 ふたたび逢うなんて おもえるだけで幸い おいても思うなんて ふしねがうより幸い 「行く末を 待つべき身こそ をいにけれ 別れは道の とをきのみかは」 【B80 アルテミス】 ☆666 一瞬の間におとずれる 激情に身をおとすより 一生の秘をむねにだき 知らぬ間にきえたきよ 「恋ひ死なば 世のはかなきに いひをきて なき跡までも 人に知らせじ」 【B66 アクトレス(女優)】 ☆667 なにもせぬなら なにものこさぬ きづつけぬなら きづつけられぬ いわでこのまま されるものなら 「人知れぬ 涙の川の みなかみや いはでの山の 谷のした水」 【B67 神聖なる愛 /小さきことの中の愛】 ☆668 つたえなくては いけないなんて もう はるかむかしのはなしなの つたえられぬのを なげくなんて もう なくからこそうたになるの 「いかにせむ 御垣が原に 摘む芹の ねにのみ泣けど 知る人もなき」 【B68 ガブリエル】 ☆669 いつも一人で 歩いていると? いつも一緒に 歩いているの 「つれもなき 人の心や 逢坂の 関路隔つる 霞なるらん」 【B69 鳴り響く鐘】 ☆670 幾度なみだを流しても 馴得ぬままに時はすぎ ふくらみにふくらんだ むねのうちおりをもち 何時なんどき爆ぜても 平穏なままの生をいき 「涙川 うき寝のとりと なりぬれど 人にはえこそ 身馴れざりれ」 【B70 壮麗なるヴィジョン 】 ☆672 逃げても逃げても 振り落とせぬ我心 この橋をわたれば もう苦しまぬなど 行けども行けども 必ず出あうは我心 「世をいとふ はしと思ひし 通ひ道に あやなく人を 恋わたるかな」 【B72 クラウン(ピエロ)】 ☆673 埋もれさせた方が良かったのか こと伝えるさまは数々あれども 言わぬままの方が先あったのか はな咲かぬままに日々こせども 「便あらば 海人の釣舟 こと伝てん 人を見るめに 求めわびぬる」 【B73 チャンツー(荘子)】 ☆674 君おもえるからこそ 我ありかさだまりぬ ふた心なくみてこそ わが灯かりともりぬ 「またもなく ただひと筋に 君を思ふ 恋道にまどふ 我やなになる」 【B74 勝利】 ☆675 月を待つ 日のひかり 君を恋う 僕のすまい 空に花を 風はみちて 「君恋ふる 身はおほぞらに あらねども 月日をおほく 過しつるかな」 【B75 流れとともに行く】 ☆676 きみのこのひと文字にて ぼくは此処にかよい初め あやなることの葉にまた たえなる音のせるごとく 「琴の音に 通ひそめぬる 心かな 松ふく風の をとならねども」 【B76 信頼】 ☆77 さくらにみどりが ひらり兆ざすまで さくらがもとへに しろき片まくまで ひがな君ながめて 「咲きしより ちるまで見れば 木の本に 花も日かずも つもりぬるかな」 【B77 カップ】 ☆78 はなにあそぶ ときはとわに さくもちるも めにはのこり とくうせても きしはおなじ 「池水に みぎわのさくら ちりしきて 波の花こそ さかりなりけれ」 【B78 クラウンレスキュー】 ☆109 花の主を 誰にせん 誰にせん 今宵ばかりの 標つけたとて 花の主は 誰にせん 誰にせん 「きぎすなく 岩田の小野の つぼすみれ しめさすばかり なりにけるかな」 【B109 大天使 ザカリエル 】 ☆110 春のかたみは 花もて帰らむ 恋のかたみに 君みて忘れむ 「道とをみ 入野の原の つぼすみれ 春のかたみに 摘みてかへらむ」 【B10 ゴーハグアツリー (行って木を抱きなさい)】 ☆677 頬辺に冷たさ さがす夜 君への辿り路 えがく夜 「はかなしや 枕さだめぬ うたた寝に ほのかにまよふ 夢の通い道」 【B77 カップ】 ☆678 想うよりさきに 流れるのなみだ 恋すよりさきに 惑わすのあなた 「先に立つ 涙とならば 人しれず 恋路にまどふ 道しるべせよ」 【B78 クラウンレスキュー】 ☆679 時をたのんで 何をえたいの 君をたのんで 僕になれるの 「ながらへば つらき心も 変るやと 定めなき世を 頼むばかりぞ」 【B79 オーストリッチボトル】 ☆680 いまのなみだに いみなんてない 袖こえるほどに 震えてみえても 「洩らさばや 忍びはつべき 涙かは 袖のしがらみ かくとばかりは」 【B80 アルテミス】 ☆681 そのときまでは たしかにあった いいえぬときは たしかにあった はれておんみの かたわらにいて 「恋しさを 憂き身なりとて 包みしは いつまでありし 心なるらむ」 【B81 無条件の愛】 ☆682 ああ僕は 待っていたんです そう君が こう言うのだから ああ僕は 分かってたんです そう君が もう舟にいるのを 「頼めとや いなとやいかに 稲舟の しばしと待ちし ほどもへにけり」 【B82 カリプソ】 ☆683 すきかきらいかなんて もはやどうでもよくて われかなんじかなんて もはやさかいもなくて 「かくばかり 色に出でじと 忍べども 見ゆらんものを 堪えぬけしきは」 【B83 オープンセサミ】 ☆684 ああ もう咲いてしまったことよ この いだいて愉しきときは過ぎ ああ もう知れてしまったことよ この ながめて愉しきときは過ぎ 「人知れず 思ふ心は ふかみ草 花咲きてこそ 色にいでけれ」 【B84 風の中のキャンドル】 ☆685 継ぐべきものさえないのなら 勇んでとだえられるのに 逢うなんて言葉もないのなら 思うことさえしないのに 「日をへつつ しげさはまさる 思ひ草 逢う言の葉の などかなからむ」 【B85 タイタニア】 ☆686 あなたは決してしらないの あゆむたび花 傷つけるのを あなたには決してわからないの あめむすぶたび恋 流れゆくのを 「落つれども 軒に知られぬ 玉水は 恋のながめの しづくなりけり」 【B86 オベロン】 ☆201 ふれたものには すべて 火がやどるのを 知って とびちがうのは すべて いまここをさす あなた 「むかしわが あつめし物を 思ひいでて 見なれがほにも くるほたるかな」 【B01 フィジカルレスキュー】 ☆207 よとせをめぐる はなのごと いまさきひかる ひとのかお よとせにかくる はなのごと いまさきさわぐ ひとのいし いそぎたまうな むれたまうな 「常夏の 花もわすれて あき風を 松のかげにて けふはくれぬる」 【B07 ゲッセマネの園】 ☆213 空のいろにも 紗はきえゆき 夜のこえにも 秋たちまじり 月はすずしき 君をてらすか 「さらぬだに ひかり涼しき 夏の夜の 月を清水に やどしてぞ見る」 【B13 新しい時代の変化】 ☆214 つぎはわたし つぎはあなた のぼる舞台を まつの人びと つぎはあなた つぎはわたし おりる舞台に みるの足あと 「せきとむる 山した水に みがくれて すみけるものを 秋のけしきは」 【B14 時代の叡智】 ☆215 ながきゆめみて あそびつくすも ときをおしみて やまをめざすも ふたたびあえる われのすがたに 「我ながら ほどなき夜やは をしからむ 猶(なほ)山のはに 有明の月」 【B15 新しい時代の癒し2】 ☆216 月も陽をも 諸手に抱き 冷熱の光り 御身に納む 「夏夜の 月のひかりは さしながら いかにあけぬる 天の戸ならむ」 【B16 ヴァイオレットローブ (菫色の衣)】 ☆217 これが同じ海だなんて まるで夢を見てるよう これが同じ心だなんて そうよ夢を見てるのよ 「夕立の まだはれやらぬ 雲まより おなじ空とも 見えぬ月かな」 【B17 吟遊詩人I/希望】 ☆218 月はね それを眺めてた人の 物なの って誰かがいってた 花はね それに見惚れた人の 物よね って言ってたのは君 「小萩原 まだ花さかぬ 宮木のの 鹿やこよひの 月になくらむ」*218 【B18 エジプシャンボトルI /ターニングタイド 】 ☆219 はだは知ってる ひとみより先に かみは知ってる てゆびより先を 「夏ごろも すそのの原を わけゆけば をりたがえたる 萩が花ずり」 【B19 物質界に生きる】 ☆220 思いもしませんでした 今この時が変わるのを 考えもしませんでした 君がここを越えるのを 「秋風は 波とともにや こえぬらん まだき涼しき すえの松山」 【B20 チャイルドレスキュー /スターチャイルド 】 ひとつすくって ひとつはなして ここであそぶの このよるのかぜ 「みぞぎする 川瀬に小夜や ふけぬらん かへるたもとに 秋風ぞふく」*225 【B25 回復期のボトル /ナイチンゲール 】 ☆231 満たされて もういいよと 流れるのが なみだなのに 染められて もういいよと 落ちるのが このはなのに 「木の葉だに いろづくほどは あるものを 秋風ふけば ちる涙かな」 【B31 泉】 ☆232 めにはけしきが みみにはこえが はだにはかぜが あきを染ませて 「神山の 松ふく風も けふよりは いろはかはらで をとぞ身にしむ」*232 【B32 ソフィア】 ☆233 かみからいつも あきもたらされ ひとにはいつも われがうつされ 「ものごとに 秋のけしきは しるけれど まづ身にしむは をぎのうは風」 【B33 ドルフィン/目的のある平和】 ジャンル別一覧
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